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北陸在住の旅好きです。詳細はProfileページで!
旅行に行った凡その時期
2024/3中旬
記事の投稿日
2024/05/16 up!
更新日
更新
2024年 3月16日に北陸新幹線が金沢-敦賀間で開通しました!
福井県は新幹線開業で盛り上がっていますね!
今回はそんな福井県の観光名所,永平寺についてお届けします!
福井県に旅行に行こうと思っている方は,ぜひ旅の参考にしてくださいね。
旅の大まかなルートです。
えちぜん鉄道で福井駅から永平寺最寄りの永平寺駅に向かい,そこから自転車で永平寺に向かいます。
永平寺は福井県永平寺町にある曹洞宗の仏教寺院です。
700年以上前に道元禅師によって開かれました。
この場所を拠点に現在でも布教と修行が行われています。
樹齢700年の老木や広大な敷地にある法堂などに威厳と歴史が感じられます。
参拝の際,写真の撮影はOKですが,修行をしていらっしゃるお坊さんの撮影はできません。
希望者は,坐禅や写経の体験もできます!
住所 | 福井県吉田郡永平寺町志比5-15 |
電話番号(総受処) | 0776-63-3102 |
参拝時間 | 8:30~16:30 |
拝観料 | 高校生以上 700円 小・中学生 300円 障がい者手帳提示で 300円 未就学児 無料 ※坐禅体験は別途料金が必要です。 |
公式サイト | https://daihonzan-eiheiji.com |
※2024/5 現在の情報です。 |
直行バス | 28分 | ¥750 |
えちぜん鉄道+京福バス | 45分 | ¥920 |
えちぜん鉄道+レンタサイクル | 50分 | ¥590 |
※2024/5 現在の情報です。 ※大人運賃を掲載しています。 ※時間は目安です。 |
直行バスが一般的なアクセス方法となっているようです。
移動時間が短く,運賃もお手頃ですからね。
しかし今回は時間に余裕があったので,地域の雰囲気を感じられるえちぜん鉄道+レンタサイクル コースで行きます!
えちぜん鉄道で永平寺口駅まで行った後,自転車で永平寺に向かいます!
3ヶ月ぶりの福井駅です。
前回は新幹線開業前に来ていたので,
前と比べてJRの方の福井駅の様子は随分変わっていました。
新幹線やハピラインふくい鉄道線(旧JR北陸本線)にも乗ってみたいところですが,今回はえちぜん鉄道を利用します。
ここで,えちぜん鉄道について紹介します。
福井県にあるえちぜん鉄道は第三セクターの鉄道会社です。
勝山永平寺線と三国芦原線を運行しています。
かつては私鉄の京福電鉄がこの2線を運行していましたが,
赤字による資金不足で設備が老朽化,2度の大事故を起こしてしまいました。
事故によりこの2線の廃止も検討されましたが,
住民にとって欠かせないものであったので,
第三セクター方式で存続されることになり,現在に至ります。
今回乗るのは勝山永平寺線の福井~永平寺口間です。
福井駅東口
前回訪問時の記事でもチラッと触れましたが,写真の右側にある赤い建物がえちぜん鉄道の駅舎です。
では,早速行きましょう!
えちぜん鉄道 福井駅入り口
きっぷを買ったのですが,えちぜん鉄道では自動券売機ではなく窓口での販売がメインとなっているようです。
今時,自動券売機でしか購入できない駅が多いので,珍しい経験ができました。
勝山方面の電車は,日中は福井駅から30分に一本の頻度で運行されています。
9:25発の勝山行の電車に乗ります。
改札で切符を駅員さんに出してパチン!と切ってもらいました。
新しい駅舎ですが,システムは昔ながらで面白いです!
ホームの様子
ホームに来ました。綺麗な駅舎ですね~
スギ材が多く使われています。
乗車した6106号
2両編成の列車に乗車。
元は愛知環状鉄道の電車です。
車内の様子
この後もどんどん人が乗り込み,混雑していました。
永平寺口駅に到着しました。
永平寺口駅の駅舎
駅前に歴史的建造物を発見。
どうやら,今乗ってきた路線でかつて使われていた変電所らしいです。
えちぜん鉄道の前に運行していた京福電気鉄道の,さらに前に最初に線路を引いた「京都電燈」という鉄道会社の時代に建てられたものです。
大正時代,福井は工業が盛んで昼間の電力需要が高く,大都市京都では夜の電力需要が高かったので,電力を融通するため,福井と京都の結びつきは強くなりました。
この両府県で鉄道を経営するのにももってこいなので,福井県に京都電燈が鉄道を引いたということです。
ちなみに,京都電燈の後継の京福電鉄の社名にも,京都と福井の地名の頭文字が入っています!
旧駅舎
駅の裏には100年以上前に建てられた旧駅舎があります。
国の重要文化財で,現在は地域交流館として使用されています。
ここは映画「男はつらいよ」のロケ地でもあるそうです。
さて,これから永平寺に向かいます。
あまり知られていないようなのですが,
えちぜん鉄道はいくつかの駅で自転車の貸し出しを行っています。
永平寺口駅では3台の自転車があり,1台¥100で借りることができます。
駅窓口で貸し出し書に名前、住所等を記入し,料金を支払って,自転車の鍵をいただきました。
借りた自転車
永平寺までの道のり
永平寺口駅から永平寺までは,歩行者・自転車専用道,「永平寺参ろーど」が整備されています。
先ほどの旧駅舎の写真の,横の道を真っすぐ進むと参ろーどの入り口です。
ここから永平寺まで6.7kmあり,しかも標高差が200m以上あるので,無事永平寺に到着できるか少し心配ですが,とりあえず行ってみましょう~
参ろーど案内図
スタート!
参ろーどは,2006年に廃止された京福電鉄の永平寺線跡を活用した道です。
なので,所々に鉄道関係のものが見られます。
勾配を示す「勾配標」
線路のオブジェ
意外と乗ったママチャリはスピードが出て,乗りやすいです!
永平寺に到着できそうな気がしてきました!
今日は天気がよく,景色が美しいです!
1参る地点通過
景色を見ながらこいでいたら,もう1参る地点に来ました。あと,2参るです!
国道364号線と交差
国道を渡ります。
永平寺が近づいてきました!
しばらく山沿いを走ります。上り坂が少しきついです。
出発してから20分程度で到着しました!
この日は観光客が多く,駐車場はほどんど満車でした。
さて,これから永平寺を参拝し,その後近くの蕎麦屋で昼食をとります。
永平寺に到着!
11:00頃なので,少し混雑しています。
永平寺 案内図
まず出迎えてくれたのはこの唐門。
永平寺といえばまずこれですね!
それでは,入っていきます。
上記の通り,拝観料は大人700円,小中学生300円です。
ここで修業をするのでしょうか。
美しい庭園もありました。
階段を上っていきます。
松傘閣に来ました! 圧巻の装飾です!
ここは,1930年に建てられ(1994年に改築),参拝にこられる方の控室として使われています。
日本の著名な画家144名による絵画230枚が飾られています!
この中に5枚だけ動物が描かれた絵があり,全部見つけると願い事が叶うそうです。
・唐獅子(2枚)
・鯉(2枚)
・リス
私は3つしか見つけられませんでした...
私のお気に入りの絵はこれですね。皆さんも自分のお気に入りを探してみてください!
そして,欄間にも注目です。非常に美しい模様です。
それでは,松傘閣に別れを告げ,参拝を続けていきます。
訪れた時には,白梅と紅梅の花が咲いていました。
最後に仏堂です。曹洞宗のご本尊のお釈迦様が祀られています。
ここも非常に威厳があります。
右側から,過去・現在・未来の三世を現しているそうです。
やはり,大本山なだけあって,規模も美しさも格別のものでした。
満足,満足。
所要時間は2時間程でした。
では,13:00を回りましたし,昼ご飯を食べに行きましょう~。
永平寺の正面すぐにある蕎麦屋「あぜ川」でそばを食べました。
福井県は日本一蕎麦がおいしい県らしいですが,本当に今まで食べたどこの蕎麦よりも美味しかったです!
他にも周辺にいくつか蕎麦屋があるので,皆さんも色々なお店のお蕎麦を試してみてください!
再び自転車に乗って永平寺口駅に帰ります。
基本的には行きと同じルートをたどります。
ここで自転車を返却します。
帰りは以下の電車に乗りました。
今回は,えちぜん鉄道とレンタサイクルで行く永平寺参拝についてお届けしました。
電車とレンタサイクルで行くことで,直行バスにはない体験ができました!
永平寺に行かれる方はぜひ参考にしてみてください!
今回の旅の日程表を見たい方は以下のリンクをクリックしてください。
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